矢野昌浩　法学研究科教授・学部長

題  目:

司法試験の問題にチャレンジしてみよう！
—信教の自由と政教分離原則—

講  師:

斎藤 一久 教授

講義概要:

裁判官、検察官、弁護士になるには、法学部を卒業後、法科大学院で２年間勉強し、司法試験に合格することが必要です。司法試験では、六法が貸し出されますので、条文を丸暗記する必要はありません（民法は1000条もあるので、暗記できません！）。条文をどう解釈するかが出題されます。裁判所の判例や学者の学説などを基礎に、どのように原告は主張し、被告が反論すべきかについて答えることになります。その基本的なところは大学受験生でも理解できるところですので、今回は過去に実際に出題された司法試験の問題を通じて、憲法学の最新の争点について、皆さんと考えてみたいと思います。